ツール / 貨物密度計算

貨物密度計算ツール(米国LTL)

荷姿ごとの縦・横・高さと重量を入力すると、NMFCと同じ式(最大寸法の積÷1,728)で貨物密度をlb/ft³とkg/m³で表示します。

貨物明細(荷姿ごと)
密度9.4 lb/ft³
密度(kg/m³)150 kg/m³
合計500 lb・53.3 ft³
容積=Σ(縦×横×高さ×個数)÷1,728=53.33ft³重量=Σ(1個あたり重量×個数)=500lb密度=500lb÷53.33ft³=9.4lb/ft³

密度9.4lb/ft³は、NMFCの改定(Docket 2025-1)による13区分の標準密度スケールで推定クラス100です。品目ごとの例外や運送会社のタリフは反映していないため、確定値ではありません。全区分の表とクラスの計算はフレイトクラス計算ツールで確認できます。

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貨物密度(freight density)とは?フレイトクラスとの関係

貨物密度とは、1立方フィートあたりの重量(lb/ft³、pcfとも表記)のことです。米国のLTL(小口トラック輸送)では、荷姿の縦・横・高さを最も長い部分の直線寸法で測り、引き渡す状態の重量を容積で割って求めます。寸法は突起部を含み、周長では測りません。立方インチを1,728で割ると立方フィート(cubic feet、ft³)になり、kg/m³に換算する場合は1lb/ft³=16.01846kg/m³です。

NMFC(National Motor Freight Classification)は、運送会社・3PL・荷主が使う米国の任意基準で、貨物を50~500の18段階のフレイトクラス(Freight Class)に分類します。クラスは密度・取扱い(handling)・積載性(stowability)・責任リスク(liability)の4要素で決まり、数字が小さいほど運びやすい貨物という位置づけです。2025年7月19日施行の改定(Docket 2025-1)で、対象品目は品目ごとの固定クラスから密度によるクラスに切り替わり、密度スケールも11区分から13区分(クラス55・50を新設)になりました。

2025年以降、密度はクラスを決める主要な要素です。ただし、取扱いや積載性、責任リスクに問題がある品目は密度だけでは決まらないため、品目番号の確認が必要です。また、運送会社が独自のタリフを公表している場合は、そちらが優先されることがあります。一般的に、密度が高いほど運送コストは下がります。

運送会社はBOL(Bill of Lading)の記載内容を実際の貨物と照合し、不完全・不正確と判断すれば再計量(reweigh)や検査を行います。計量について、ODFLは誤差1%以内の電子式ポータブルスケールを使うとタリフに定めています。Estesは予告の有無にかかわらず計量でき、NTEP認証の取引用スケールを使うとしています。検査の結果クラスが訂正(reclass)されると追加費用が発生し、例えばODFLは1件につき$25を請求し、運賃・燃油サーチャージ・追加費用も再計算します。Saiaは長距離輸送運賃(linehaul)を調整した場合、1件につき$44です。金額は運送会社ごとに異なります。

密度(lb/ft³)=総重量(lb)÷総容積(ft³)

貨物密度の計算方法

測るのは、1つの単位として引き渡す荷姿(handling unit)です。バンドやラップでまとめた貨物は、パレットやスキッドの有無にかかわらず、完成した荷姿全体を1単位とします。縦・横・高さは、パレット、ラップ、オーバーハングなどの突起部を含めて最も長い部分の直線寸法をインチで測ります。重量は商品・梱包材・パレットを含む総重量です。

1立方フィートは1,728立方インチ(12×12×12)なので、縦×横×高さ(in³)÷1,728で立方フィートになります。式は、密度(lb/ft³)=総重量(lb)÷容積(ft³)です。

  1. 荷姿ごとに、縦・横・高さの最大寸法をインチで測ります。パレットやオーバーハングを含め、引き渡す状態のまま測ります。
  2. 縦×横×高さを掛けて立方インチ(in³)を求めます。
  3. 1,728で割って立方フィート(ft³)にし、同じ荷姿が複数あれば個数を掛けます。
  4. パレットと梱包材を含む総重量(lb)を確認します。
  5. 総重量を容積で割って密度(lb/ft³)を求め、下の表でフレイトクラスを確認します。種類の異なる荷姿は、原則として荷姿ごとに計算します。

計算例:GMAパレット(48×40インチ)1枚の場合

米国で一般的なGMAパレット(48×40インチ=1,219×1,016mm)に、パレット込みで高さ48インチまで積み、総重量500lbとした場合(仮定の入力値)です。このツールの初期値と同じです。

寸法48×40×48in
容積(in³)92,160in³
容積(ft³)53.33ft³
総重量500lb
密度9.4lb/ft³
密度(kg/m³)150kg/m³
フレイトクラス100

よって、密度は9.375lb/ft³(表示は9.4)となり、8~10未満の区分に入るためクラス100です。クラス92.5など実際より低いクラスで申告すると、検査でクラスを訂正され、追加費用が発生するおそれがあります。

密度別フレイトクラス早見表(13区分の標準スケール)

NMFCの13区分の標準密度スケールです(下限を含み、上限を含みません)。取扱い・積載性・責任リスクに問題がある品目は個別のクラスとなり、運送会社のタリフで扱いが異なる場合もあります。右列は48×40×48インチ(53.33ft³)の荷姿がその区分に入る最低重量です。

密度(lb/ft³)クラス最低重量(53.33ft³)
1未満400—
1~2未満30053.3lb
2~4未満250106.7lb
4~6未満175213.3lb
6~8未満125320lb
8~10未満100426.7lb
10~12未満92.5533.3lb
12~15未満85640lb
15~22.5未満70800lb
22.5~30未満651,200lb
30~35未満601,600lb
35~50未満551,866.7lb
50以上502,666.7lb

よくある計算ミス

  • 商品だけを測り、パレット・ラップ・オーバーハングを含めない:容積が小さく出て密度が高くなります。例えば上の例で、パレット部分(仮に約5.7インチとします)を除いて高さ42.3インチで計算すると10.64lb/ft³となり、実際のクラス100より低いクラス92.5で申告することになります。
  • 最も長い部分ではなく、短い辺や平均的な寸法で測る:測定するのは最大の直線寸法です。高さを切り捨てたり、ふくらんだ部分を除いたりすると、運送会社の測定と食い違います。
  • 立方インチを1,000で割る:1立方フィートは1,728立方インチなので、1,000で割ると容積が1.728倍になり、密度は約42%低く出ます。上の例では5.43lb/ft³でクラス175です。1,728で割り忘れた場合は、密度が1,728分の1(約3桁小さい値)になります。
  • 種類の異なる荷姿をまとめて判定する:NMFCの原則は荷姿ごとの計算で、総重量÷総容積は船積書類に総重量だけを記載した場合の例外です。48×40×48インチ・500lb(クラス100)と48×40×30インチ・150lb(クラス175)を合算すると7.5lb/ft³でクラス125になり、個別の判定とは結果が変わります。
  • 以前の品目番号のクラスをそのまま使う:Docket 2025-1で対象品目は密度によるクラスに切り替わりました。品目番号と現在の扱いを確認しましょう。
  • 上積み不可の荷姿を実際の高さで計算する:ODFLやSaiaのタリフでは、上に積めない荷姿に最低96インチの高さを適用できるため、密度が大きく下がることがあります。

なぜ貨物密度でフレイトクラスが決まるのですか?

NMFCの2025年7月19日施行の改定(Docket 2025-1)で、対象品目が品目ごとの固定クラスから密度によるクラスに切り替わり、2025年以降は密度がクラスを決める主要な要素になったためです。一般的に、密度が高いほど運送コストは下がります。ただし、取扱い・積載性・責任リスクに問題がある品目は密度だけでは決まらないため、品目番号の確認が必要です。

貨物密度の計算式は?

密度(lb/ft³)=総重量(lb)÷容積(ft³)です。容積は、荷姿の最大寸法(突起部を含む)をインチで測って縦×横×高さを掛け、1,728(12³)で割って立方フィートにします。例えば48×40×48インチ・500lbの場合、92,160in³÷1,728=53.33ft³、500÷53.33=9.4lb/ft³となり、クラス100です。

パレットや梱包材の重量・寸法も含めますか?

含めます。重量は引き渡す状態の荷姿の総重量で、商品・梱包材・パレットをすべて含みます。寸法もパレット、ラップ、オーバーハング(パレットからはみ出した部分)などの突起部を含めた最大寸法で測ります。バンドやラップでまとめた貨物は、個々の箱ではなく完成した荷姿全体が1単位です。

運送会社は密度をどう確認し、再計量やクラス訂正にはいくらかかりますか?

運送会社はBOLの記載と実際の貨物を照合し、不正確と判断すれば再計量や検査を行います。梱包分の寸法漏れや重量の見積もり違いは、よくある請求増額の原因です。費用は運送会社ごとに異なり、例えばODFLはクラス訂正1件につき$25(運賃・燃油サーチャージ・追加費用も再計算)、Saiaは検査・再計量で運賃を調整した場合1件につき$44、Estesは検査$20・計量$20をタリフに定めています。

密度を上げてフレイトクラスを下げる方法はありますか?

梱包内の空きスペースを減らし、貨物に合ったサイズのパレットを使うと容積が小さくなり、密度が上がります。梱包を変えたら、実際の寸法と重量で計算し直しましょう。ただし、取扱いや積載性に問題がある品目は密度だけでクラスが決まらないため、品目番号の確認が必要です。上積み不可の荷姿は高さを最低96インチとして計算される場合があり、かえって密度が下がる点にも注意が必要です。

複数のパレットは合算して計算しますか?

NMFCの原則は荷姿ごとの計算です。船積書類に総重量しか記載していない場合は、例外として総重量÷総容積で計算します。例えば48×40×48インチ・500lb(9.375lb/ft³、クラス100)と48×40×30インチ・150lb(4.5lb/ft³、クラス175)は、合算すると7.5lb/ft³でクラス125になります。このツールは入力した全行を合算した密度を1つ表示するため、荷姿ごとに確認する場合は1行ずつ計算してください。

上積み不可の貨物は密度が変わりますか?

変わる場合があります。ODFLとSaiaのタリフでは、上に積めない荷姿(上積み不可)に最低96インチの高さを適用できると定めています。48×40インチ・500lbのパレットで、実際の高さ48インチなら9.375lb/ft³でクラス100ですが、96インチを適用すると106.67ft³、約4.69lb/ft³でクラス175になります。また、750ft³以上で平均6lb/ft³未満の低密度貨物には、1ft³あたり6lbとみなして運賃を計算する最低料金(ミニマム)の規定を設ける運送会社もあります。このツールはこうした加算を反映していません。

kg/m³ではどう計算しますか?

kg/m³は、lb/ft³に16.01846を掛けて換算します。このツールで単位をcm/kgに切り替えると、内部でインチ・ポンドに換算して計算し、lb/ft³とkg/m³の両方を表示します。例えばJIS平パレット(1,100×1,100mm)に高さ120cm(パレット込み)、総重量300kgで積んだ場合(仮定の入力値)、約12.9lb/ft³(207kg/m³)でクラス85です。

出典

計算はすべてお使いのブラウザ内で行われ、数値は公開されている規格や運送会社の公表値、代表的な公称値に基づくため、ブッキングの前に、利用する船会社・航空会社・運送会社の数値とご照合ください。

最終確認日:

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